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コートレッタ・アラ・ミラネーゼ 〜ミラノ風カツレツ |
私が初めてイタリア(ミラノ)に行った時、パスタを差し置いて初めて食べたのがこの料理でした。のちにローマで食べたサルティンボッカ・アラ・ロマーナとともにイタリア料理はスパゲッティだけじゃない!と極めて当たり前なことに気づき(笑)、再認識した次第です。 コートレッタはつまりコートレット、つまり(笑)カツレツ。少量の油で焼き揚げる方法です。これはダッチオーブンやスキレットにもってこいの料理というわけです。 本場は仔牛肉を使います。けれどこちらではまず手に入らないので豚肉(豚かつ用のロース)で代用しました。 |
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●作り方● | ||
●材料(4人前)● 豚かつ用ロース4枚、パン粉、パルメザンチーズ クレイジーソルト(もしくは塩・コショー)、卵1個 オリーブオイル適量、クレソン適量、レモン1個 <DOは9スキレットを使用> |
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少量の油で焼き上げるためにも、肉を叩いて薄くします。(叩けば繊維も切れて柔らかくなります) 肉叩きでやればいいのでしょうが、アウトドアですからペグ打ちハンマーに銀紙を巻いて代用。 |
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やや大袈裟ですが面積が2倍くらいになるよう薄くします。 | |
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クレイジーソルトを両面にふり、下味を付けておきます。 (塩・コショーでもOK) |
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衣を作ります。 出来るだけ細目のパン粉か、普通のものを砕いて細くしたりします。 パン粉200gに対してパルメザンチーズ大さじ5杯をよーく混ぜ合わせます。 同時に溶き卵を別の器に用意。 |
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肉を溶く卵にくぐらせてパン粉を付けます。 ここが重要なのですが、包丁で斜めに軽い切れ目を入れます。 これで肉の反り返りを防げます。 |
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プレヒートしたスキレットに、5mmくらいオリーブオイルを引き、中火のまま肉を焼き上げていきます。 両面が軽いキツネ色になったらキッチンペーパーなどで油を切ります。 |
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クレソンと櫛切りのレモンを添えて。 この料理はアツアツはもちろん、冷めてもいけます。 レモンをかけるといっそうすっきりして食べれます。 こんな食べ方もあります! |
■さてどうだったのか?■ |
なんといってもチーズの風味がいかにもイタリアンで新鮮。 調理は少量の油で出来るので、結構キャンプにもあっています。(残った油は新聞紙などに吸わせるといいと思いますよ) ミラノのあるレストランで裏技的な食べ方を見つけました。それはこれに少量のしょう油をかけて食べる方法。実はあるミラノ駐在の商社マンの方が流行らせた食べ方で、イタリア人にもすごくウケたようです。その名も「スズキ・スペチャーレ」(=鈴木さんスペシャル) |
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