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ダブルミートの チリ・コン・カン(チリ・ビーンズ) 刑事コロンボ風 |
ダッチオーブンの料理本には必ずといっていいほど出てくる料理が「チリ・コン・カン」。その説明では「チリ・ビーンズに肉」というのがその語源だそうです。 また作り方も料理本では大きく二つに分かれていて、大きな肉の塊を使う場合とひき肉を使う場合があります。 そこで考えました・・・どうせなら両方使っちゃえ!と(笑) そして私が「チリ」という言葉からどうしても忘れられないのが刑事コロンボです。何か考え事をするシーンになるとよくカウンターバーでこの料理を食べているのを思い出します。そして必ずそのときにクラッカーを片手で砕くのがお決まり。 こんなやり取りを思い出しました。 店主「コロンボさん、今日は何にするんだい」 コロンボ(メニュー眺めながらしばらく考え)「チリ・・」 店主「あんたはそれしか頼めないのかい?メニューなんか見ても意味がないくせに」 コロンボ「無理して食べてやってんだぞ。あ、クラッカー付けてな」 店主(あきれながら)「はいはい・・・」 |
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●作り方● | ||
●材料● 牛ランプ肉300g、合挽き肉300g、 キドニービーンズ2缶、トマト水煮缶2缶 たまねぎ中2、にんじん1本、パプリカ(赤・黄)各1個、 にんにく2片、チリパウダー、オールスパイス コンソメ2個、お好みでクラッカー <DOは10インチダッチオーブンを使用> |
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野菜はすべてみじん切りに整えておきます。 あんまり細かくなくていいです。 |
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にんにくのみじん切りを、多めのオリーブオイルで炒め、香りを出します。焦がさないように注意。 | |
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油ににんにくの香りが移ったら、まず野菜を炒めます。 たまねぎが透明になった頃にひき肉を炒め始めます。 このときにオールスパイスを加えてください。 |
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ひき肉からじんわり油が出てきたら、トマト缶を入れます。 | |
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空き缶に1.5(約400cc)の水を加え、キドニービーンズも入れて煮込み開始。 ここでコンソメを2個。 最初は蓋をしながらじっくり火を通し、全体を柔らかく仕上げていきます。 |
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煮込んでる間にもうひとつに肉を用意。 ランプ肉をサイコロ状に切って、小麦粉を軽くまぶします。 (写真のようにビニール袋に入れて小麦粉をまぶすと簡単) |
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フライパンなどで強火で一気に焼き色をつけます。 火は通し過ぎないように。 |
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炒めた肉も加えふたたび煮込みます。 | |
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途中でチリパウダーで味付け。 (お好みですが、ここで砂糖を加えるとトマト味が引き立ちます) |
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煮込み時間に決まりはないですが、水分を少し飛ばしながら自然なトロミがでてきたらだいたい出来上がりの目安です。 | |
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味のベースはチリパウダーですから、そんなに辛くはありません。 辛さが欲しい方は「チリペッパー」を掛けるといいですよ。 そしてアメリカンな食べ方なのが・・ |
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クラッカーを割って振り掛けると、またまた一味違います。 |
■さてどうだったのか?■ |
この料理はあわてて作る部分がない基本的にはスローフードです。ですのでよっぽどのことがない限り失敗がないので、気楽に作れますね。 味もいくらでも調整が利くのでこちらも安心。 キドニービーンズがなければ白いんげん豆でもいいですし、ランプ肉が手に入らなければ赤身が多い肉なら何でもいいです。野菜もしかり、セロリ、ピーマンなんかもいいでしょう。 注意したいのが「チリパウダー」と「チリペッパー」をまちがえない事。 絶対いるのが「チリパウダー」ですよ〜。 そして、なぜコロンボがクラッカーを好んだのか・・・今回試してみてなんとなく分かりました(^^) |
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